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2022-04-02 19:45:58

ソルフェージュはやっぱり大切(ちょっと長文)

 

春休みを頂き、所用で実家に帰っています。

毎回、本棚から少しずつ必要な本や楽譜、

音源などを持ち帰ります。

 

久しぶりにこちらの本を読みました。

 (長いこと放置しておりました😓」

 

子供たちに指導を始めてから買ったもので、

著者の呉暁先生の「リズムとソルフェージュ」

シリーズのテキストも活用しています。

 

 

今回読んでみて、改めてソルフェージュの重要性を感じました。

 

昨今のピアノ教室では、ソルフェージュをしない先生の方が

少ないと思います。

 

私も自分の教室の生徒さんたちには、

昔からソルフェージュを取り入れたレッスンをしています。

 

『私の教室の生徒さん』と言ったのは、

楽器店でお預かりした生徒さんたちには

申し訳ないのですが、

そこまでしっかりソルフェージュの時間がとれないので

曲をこなすだけ、のレッスンも正直ありました。

 

それでも、レッスン曲を題材にしたり

短時間でもリズムや譜読みの問題を一緒にしたり

していました。

 

音やリズムがわからない、

譜読みができない、

 

これでは鍵盤の位置はわかっても

弾くことはできません。

 

「弾けない」とつまらないし、

どう練習すればいいかわからないし、

譜読みでつまずけば、自分ではそれ以上

どうしようもないのです。

 

そしてなにも出来ないまま次のレッスン日になって

一向に進まない、という負のスパイラルが始まります。


楽しいはずの音楽が苦痛になってしまいますよね。。

 

そんな経験はしてほしくないです。

 

「ピアノが弾きたい!」

と思うなら、まずソルフェージュ、

 

と言ってもいいと思います。

 

 

一般の方には聞きなれない〈ソルフェージュ〉という言葉、

これはフランス語です。

 

音楽の基礎訓練のことなのですが、

訓練というと難しく感じてしまいますよね。

 

楽器を演奏するのに欠かせない楽譜、

それを読むために必要な要素を学ぶ、

ということになります。

 

音符、リズム、拍子、ハーモニー、強弱などの表現、

そのほかにも楽譜から読み取らなくてはならないことは

沢山あります。

 

楽器を演奏するための技術とは別に

音楽表現するための知識や感覚を養うものです。

 

これができると出来ないとでは、

演奏に大きな差が出てくると思います。

 

ピアノを例に挙げると

小さな子供にとってピアノはとっても大きくて

鍵盤を弾くのも、白黒な鍵を認識するのも

大変なことなのです。

ですので、幼児期ほど

ソルフェージュレッスンは向いています。

 

ピアノレッスンというと

鍵盤を押さえて音を出して

指を動かして連なる音を弾ければ良い

 

と思われるかもしれませんが、

 

そうするとあまり音楽的でない演奏になったり

機械的に弾くだけで楽しさを感じられなかったり、と

大事な部分が欠けてしまうのです。

 

ピアノに触れる前に、

  (少しずつ触れながらでもいいけど、)

弾くよりもまず、音やリズムを体で感じて

それを声や音で発する、

それを繰り返すうちに音符が読めたり

聞いた音がわかったりしてきます。

それを段々とピアノでも表現できるようにしていく、

という順番を踏んでいくのです。

 

楽器演奏は言葉と同じだと考えています。

 

赤ちゃんが言葉を覚えて話せるようになり、

文字を読んだり書いたり作ったりできるようになる過程と同じです。

 

言葉と同じようにいつも音楽を聞いていたら

自然と吸収されて苦もなく表現できると思います。

 

音楽教室ではそれをより専門的、集中的に

機会を与えて、感覚を伸ばす、養う、

ということを、講師が手助けする

ということになるのだと思っています。

 

習い始めの頃は、

ピアノをスラスラ弾くことを思い描いて

すぐにピアノに向かいたくなるのですが、

 

私のレッスンでは弾く以外のことをしますので、

最初はちょっぴり我慢がいるかもしれません。

 

でも、毎回「お預け」にはしませんよ。

「弾きたい」気持ちも大切にして

鍵盤を通して楽しむ時間ももちろん、あります。

 

ソルフェージュの内容も、

生徒さんの「今日はこれがしたい」

の意思を尊重します。

 

そのためのネタ(教材)もだいぶ増えました。🤗

 

毎週コツコツの積み重ねが大切ですね。

 

私のモチベーションもしっかり上がりましたので

お休み明けのレッスンが待ち遠しい日々です。🌸

 

 

 

 

 

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