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米国ギルド・ピアノ検定にむけたリハーサル会を行いました
2025年度の検定に、当教室からは生徒3名と私の4名で参加します。
本日は合同でリハーサル会を行いました。
この検定の特色の1つに、演奏する曲のすべての調性の
スケールとカデンツを弾く、という課題があります。
受験級によって規定があり、スケールは1オクターブであったり、2オクターブであったり
カデンツは基本形のみ、とか第1転回形までとか Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰ、Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰなど、
決められています。
これはとても大事なことですね。
少し話がそれますが、、
他のお教室で習っていた生徒さんが当教室に体験レッスンに来られることがあります。
すでに数年習っているので、立派にいろんな曲を弾くことが出来ていて、いろんなテキストもこなしている場合が多いです。
どんなことを勉強してきたかを知るために、その曲について質問をすると、調性を知らない、わからないという生徒さんが実に多い。
私にとっては、驚愕の事実!なのです。
弾くことばかりで教える時間がないのか、そこは知らなくても弾けるから教えていないのか、、
その生徒さんが理解できそうにないから教えてないのか、、、
なぞは深まるばかりです。
すみません、話を戻します。
ですので、基本となるスケールとカデンツを学ぶことはとても大事で、
この検定の受験を決めた生徒さんは特に、しっかりと身につけるきっかけにもなっています。
そして、審査員はアメリカから来られる先生ですので、
受験中のやり取りはすべて英語です。
でも、流暢に話せる受験者など、ほとんどいないと思います。
ですから、英語を話すことが必須なのではなく、
せめて挨拶と自分の名前は言えるといいかな、とか
曲のタイトルだけでも英語でわかるように、
くらいの準備はします。
そういう体験が良いのです。
アメリカの検定が同じように日本でも受けられる、
他人と比べるのではなく、一人ひとりの良いところを見てくれて
アドバイスがいただける。
そしてまた来年につなげて、1年間目標をもってピアノをする、
こういう良いサイクルになると考えて、今年から取り入れることにしました。
2週間後の本番当日まで、一緒にブラッシュアップしていきましょう!