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練習環境を整える②〜椅子と足台〜
「練習環境を整える」シリーズ2回目は、椅子と足台のお話です。
ピアノを弾くとき、実は椅子の高さはとても大事です。
姿勢が崩れると、いい音を出しにくくなるだけでなく、手首や肩に余計な力が入ってしまうこともあります。
●椅子の高さ合わせ方
目安としては、鍵盤に手を乗せたときに、手首から肘までがだいたい水平になる高さです。これより椅子が低すぎても高すぎても、弾きにくさにつながりやすくなります。
●足台について
そしてもうひとつ大事なのが足台です。椅子に座ったときに足が床に届かないお子さんの場合は、必ず足台を置いてください。
足がぶらぶらした状態だと体が安定せず、無意識に力んでしまったり、姿勢が崩れやすくなったりします。
オンラインレッスンや動画で自宅での様子を送っていただくことがあるのですが、そのときに気づくことも多いです。実は、椅子や足台が身長に合っていないケースが意外と多いんです。
教室ではレッスンのたびに高さを調整しているので、生徒さんの成長に合わせて椅子や足台の位置が少しずつ変わっていくのですが、その変化に気づくたびに「大きくなったなあ」と、なんだか嬉しい気持ちになります。
●足が届く場合に気をつけること
床に足が届くお子さんの場合も、油断は禁物です。足の裏がしっかり床について安定しているか、腕が下がりすぎていないか、鍵盤と体の距離が近すぎたり遠すぎたりしていないか、時々チェックしてみてください。
身長が伸びる時期はあっという間に椅子の高さが合わなくなることもあるので、定期的な見直しをおすすめします。
●座り方、足の置き方
足が床につくお子さんの場合は、椅子の高さだけでなく座る位置でも微調整します。深く座って背筋が床と垂直に立つのではなく、少し浅めに座って、上体をやや鍵盤側に近づけるようなイメージです。
高学年になると使う音域も広がってくるので、しっかり重心移動ができるように、足もただ置くのではなく前後にずらして、いわば「ヨーイドン」のような構えにします。右足でペダルを使う場面では、左足でしっかり踏ん張ってバランスを取る役割も出てきます。
●よい姿勢
椅子や足台だけでなく、座ったときにお腹が凹んで背中が丸まってしまっているケースもよく見かけます。
実はコツはシンプルで、椅子に当たるお尻の2点でしっかり重心を取り、お腹と背中をまっすぐにするだけで、いい姿勢になります。
ただ、このとき足台に足が乗っていないと体の安定感が欠けてしまい、せっかくいい姿勢を意識してもなかなか身につきません。
土台となる足元が安定してこそ、上半身もまっすぐ保ちやすくなるんですね。
●足台の代用、おすすめ品
足台は、最初から立派なものでなくても大丈夫です。
昔は分厚い電話帳や漫画本を重ねて代用することもありましたが、最近はそういうものもなかなか見かけなくなりましたね。(笑)
すのこを使った足台などでも十分ですし、身近にあるもので工夫していただければと思います。
ただ、お子さんの成長とともに必要な高さもどんどん変わっていくので、教室ではその都度、簡単に細かく調整できるレバー式の足台を使用しています。
ブログ2023年8月「補助足台を新調しました」👇️https://705pianoroom.com/diary/70788
身長140cmくらいまでは足台が必要かと思いますので、ぜひご検討くださいね。
次回③は、補助ペダルについて書いていく予定です。


