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2026-09-18 11:14:00

練習環境を整える④~鍵盤のお手入れ~

ピアノを弾き終えたあと、鍵盤にうっすら指の跡が残っていること、ありませんか?

実はこれ、汗や皮脂によるものなんです。

放っておくと黄ばみやベタつきの原因になるので、こまめなお手入れが鍵盤を美しく保つコツです。

 

鍵盤の素材は大きく3種類に分かれます。

ひとつは質感の再現にこだわらないシンプルな樹脂(プラスチック)。

電子ピアノのエントリーモデルによく使われていて、軽くて扱いやすい反面、指の吸い付くような感触は控えめです。

 

もうひとつは、象牙や黒檀の質感を再現した樹脂(人工象牙・ニューアイボリーなど)。

今のアコースティックピアノの主流で、汗を吸いやすい質感まで再現されています。

 

そして、天然の象牙・黒檀。昔のピアノに見られますが、現在はほとんど流通していません。

 

同じ「鍵盤」でも、この素材の違いによって弾き心地もお手入れ方法も変わってきます。

日々のお手入れは、乾いたやわらかい布での乾拭きで十分。軽い汚れならこれだけできれいになります。

汚れが気になってきたら、鍵盤専用の洗浄液を布に含ませて拭きましょう。

びしょびしょに濡れた布はNGです。

 

水分が鍵盤の隙間から入り込み、内部の部品を傷めてしまうことがあります。

洗浄液を使ったあとは、必ず乾いた布で仕上げ拭きをするのがポイントです。

 

そしてこれがポイント!
拭くときは、鍵盤の奥から手前に向かって、一鍵ずつ鍵盤の向きに沿ってまっすぐ拭いていきましょう。

横方向にこすると、汚れが鍵盤の隙間に入り込んだり、鍵盤にゆるみがででしまうことがあります。

 

鍵盤蓋や譜面台、鏡面仕上げになっている黒い外枠部分(アコースティックピアノの場合の色分けです)も、ホコリをそのままにしないようにしましょう。

ホコリがついたまま拭くと、細かい傷の原因になってしまいます。

乾いたやわらかい布で、こまめにサッと拭き取ってあげるだけで十分です。

 

なお、鍵盤の素材によって相性の良いクリーナーが異なるので、購入前にパッケージで対応素材を確認しておくと安心です。

 

 

毎日の少しの気配りが、ピアノとの長いお付き合いにつながります。

お子さまと一緒に「今日もありがとう」の気持ちを込めて拭いてあげるのも、素敵な習慣になりますよ。