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懐かしのモスクワ、25年前の夏
チャイコフスキー国際コンクール2019、
ライブ配信で楽しんでいる昨今です。
あぁ〜、わたし、ここ行ったんだよな〜。。
と、遥か遠い昔の記憶が蘇ります。
1994年の8月、大学3年の夏です。
モスクワ音楽院で3週間の
インターナショナルサマースクールを
受講しました。
チャイコフスキーの銅像、音楽院の建物を映像で見るたび、
思い出すのは寮生活やレッスン、食事、
ちょっとした観光に、世界中から来た受講者たち。
細部はだいぶ忘れてしまったけど、
探せば写真やメモなんかが残ってるはず。
(引っ越し荷物の中に埋もれてる模様・・・)
その時のことはまた機会があれば書くとして、
とにかくこの度のコンクールも
ほんとにエキサイティングです!
セミファイナルで私が目と耳を奪われたコンテスタント、
ファイナル進出してましたっ。
ヤッタ!
そしてなにより、日本人コンテスタント、
藤田真央さんのなんと見事な演奏!!
コンチェルトを拝聴する日がほんとに待ち遠しいです。
聴衆の心と耳もしっかり捕まえているのが、
鳴り止まない拍手からうかがえます。
ほんとに素晴らしい!
初海外がモスクワだった私は、
色んなことに衝撃を受け、
成長できたひと夏でした。
ロシア人ピアニストって、
べらぼうに上手いのですよ。
しかも幼くして才能ぶっ飛びの子がゴロゴロいるわけです。
私が唯一、台湾で受けた国際コンクールでも、
ロシア人コンテスタントがいて
彼は格段に素晴らしくて、
この人の演奏を聞いたときに
「あ、優勝するな」って思いました。
実際その方が優勝しました。
中国人コンテスタントもみな、
とにかくテクニックが凄くて、
ヴィルトゥオーゾばかりで圧倒されました。
でも、どこかしなやかさや音色の豊かさ、
音楽の捉え方なんかが、
ロシア人は深くて円熟味があるな〜と
個人的に思います。
25年前にスマホやインターネットがあれば、
また違った経験ができただろ〜な〜、
と、ふと思いますが、
アナログ時代もそれなりに良かったですかね。
国際電話に並んだりとか、
写ルンですで写真撮ったりとかね。
また行きたいな、モスクワ。