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萩原麻未さんのリサイタル
春のコートを出して、楽しみにしていたコンサートに行ってまいりました。
↑プログラムの表紙越しの開演前調律
こちらのホールにピアノリサイタルで来るのは2度目かな。。
響きは悪くないと思いますが、なんとなくこちらまで音が届かないというか、、。
決して奏者のせいでは無いと思うのです。
なので、それを鑑みつつ、受け入れ、萩原麻未さんの音色に集中。
忘れないうちに感想をしたためます。
確かな技術はもちろんのこと、pppからffまでの幅を駆使した表現に加えて、ヴェールを纏った音色が相まって、無限の色彩を感じました。
柔らかな音色は、ご本人そのものが表れているようです。
初めてお聴きしたし、性格を知っているわけではないけど、きっとそうなんだろうな〜と。
座ってすぐに迷いなく弾き始めるスタイル、かっこいい。
演奏後のお辞儀のあと、舞台袖まで何度も会釈をしながらの小歩きがかわいく、はにかんだ笑顔が、演奏とのギャップ萌えでした。
最後まで拝聴して、だんだんと「麻未節」の虜になりました。
突き進む中にしなやかさがあって、それは前述の音色や歌い回しから来るのですが、それがとても心地よく、細部にまで神経が細やかに行き渡っていて、、、あんなふうにショパンが弾けたらなぁ。。
難曲もサラッと弾いてこなす、さすがです。
清々しく、優しくも意思のある音色に、心満たされた演奏会でした。
ますますのご活躍を期待しています。