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演奏会終了報告「音楽で巡る世界の旅路 第3回 北欧・東欧を訪ねて」(2021.11.14大和市)
11月14日(日)、出演コンサートが無事に終わりました。
たくさんの方々のご来場、誠にありがとうございました。
今回は、「音楽で巡る世界の旅路」
・・・略して〈セカメグ〉(と私たちは呼んでいます)
と題した大和市音楽家協会主催の
5回シリーズの第3回でした。
テーマは北欧・東欧で、
私はソロとフルート共演どちらも、
ハンガリー出身の作曲家
バルトークの作品を演奏させていただきました。
かなり昔に勉強した
「2つルーマニア舞曲作品8a」の第1番
を引っ張り出してきて、今回のメイン曲に置きました。
私にとって技術的にチャレンジングな作品で
いつか機会があったら再度取り組みたいと思っていました。
もうひとつ、以前からやってみたかった
「10のやさしいピアノ曲」より
第10曲〈熊の踊り〉と
同じ曲集からあと2曲を組み合わせて、
4曲で約10分のプログラムです。
バルトーク初期の作品ですが、
4曲とも性格が違っていて
短い中にも様々な魅力を感じていただければと思って
選曲いたしました。
フルート共演の
「15のハンガリー農民の歌」は
オリジナルはピアノ曲で、バルトークの代表作の1つです。
私はソロでは弾いたことがなかったのですが、
恩師がハンガリー人ということもあって
大学時代の門下生が弾いているのを何度も聞いていて
なじみのある曲でした。
演奏する曲へのアプローチとして
伝記や作品解説書を読んだりします。
バルトークが民謡採集をした経緯、
活動記録を読んで
バルトークがどんな人物だったのか、
どうやって作品を生み出したのがを知ることが出来ました。
今はインターネットで、採取した当時の録音も
きくことができて、
農家のご婦人の歌声を聴いて思いを馳せました。
また、「15の農民~」に使われている民謡は
楽譜の巻末にも記載があります。
訳詞から詩の裏にある意味や
時代背景を想像したりして、
こういう作業で作品への理解がだんだんと深まります。
正直なところ、学生時代はバルトーク作品は
なれない和声、独特のリズムや拍子が
意味不明、不可解で、((+_+))
友人たちが弾いているの耳にはしていましたが
自分は今後も特に勉強することはないだろうと思っていました。
ですが、今回これらの曲を学んだことで、
この変わった音もリズムも面白く感じられてきて、
ほかの作品もぜひやってみたいな、と思いました。
聴く方々がどう思われるかわかりませんが、
・・・というのも、私がそうだったように
やはり聞きなじみのある古典やロマン派の音楽とは
ずいぶん違うので。。。
ちょこちょこ、こういった民族音楽も
ご紹介していけたらいいなぁと思ってます。
出演者全員でのカーテンコール
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