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ピアノレッスンから世界へ目を向ける
大袈裟なタイトルかもしれませんが。。😁
先日のレッスンのお話です。
小学校低学年の生徒さん。
「アンデスの笛」というタイトルの曲がありました。
「アンデス」ってなんのことか
???だったと思うので、お話することにしました。
大人だったら「アンデス山脈」とか、あの地方の笛といえば
「パンフルート」や「ケーナ」が浮かんだり、
「コンドルが飛んでいく」を思い出すと思います。
「アンデス」は地名
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どこにあるのか・・南米
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南米ってなに?どこ?・・アメリカ大陸の南、南アメリカ
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アメリカってよく聞くけど、どこ?
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などなど。。
外国の地名だ、というだけでいいのかもしれませんが、
知ってて損じゃないし、、と、つい広げたくなってしまいます。
そして、伴奏音源付きで聞いてみますと、
「なんか日本ぽい♪」という感想。
「おっ!いいとこに気づいた、しめた!!」
とばかりに、もうひとつお話。
ピアノで弾くメロディは、山々に響く笛の音といった感じで、
3音しか出てこないのですが、
伴奏は5音音階が使われていたのです。
つまり、民族的な響きがするということ。
2022年3月のブログより▼▼▼
5音音階で即興あそび - Welcome to my Piano Room ! (705pianoroom.com)
ヨナ抜き、ニロ抜き、ブルース音階など
5つの音だけで弾くとどうなるか、
5音でも弾ける曲があるよ、
と例を弾くと、、、「君が代みたい」と。
君が代は1音だけ例外が入っているのですが、これも5音音階です。
なんと素晴らしい気付き! 嬉しくなります。
ニロ抜きの「琉球音階」の響きは初めてだったようで
ピンと来てなかったようですが、
ここで少し触れておくと、何かの拍子につながると思うんです。
たとえばCM音楽や歌謡曲を聴いたときなどに。
たったの短い1曲を弾くのに、音楽的要素もさることながら
いろんな背景があるわけです。
毎回突っ込んでいたら進みも遅くなってしまいますので加減をしなくてはいけませんが、
想像を膨らませるのに必要な情報は、生徒と共有したいと思っています。
あ、これ、「私、いいレッスンしてるでしょ」とか
そういうことを言いたいわけでは全くないです。
逆にうっとうしいレッスンかもしれませんが、
私はこういうことを話したい傾向があるのです。
弾くだけではない、でも話ばかりでもよくないですが、
「ピアノ+α」以上(になれば・・・)のレッスンをご提供したいと心がけています。
ピアノに限らず、例えばサッカーならヨーロッパリーグや好きなチームや選手から
世界を知ることはできますよね。
興味のある所から視野を広げ、知識を深める、という方法がいいと思いうのです。
なぜなら、私が幼いころは自分の弾いている曲の作曲家が
どこの出身なのか、いつの時代のものなのか全く知らなかったし、
曲の背景を把握して演奏するということは
大学に入って今の師匠につくまでは、まったく意識がありませんでした。
そして今知ろうとすると、もう頭に入ってこない。。
それでは遅いと思うからです。
英語への関心もしかり。
私の経験から思うところがあり、「ピアノ+英語」レッスンを始めました。
それはまたの機会に。