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ピアノの響きを支えてくださった方
今回の「Little Piano Concert Vol.4」では、ピアノの調律を入れました。
演奏者にとっての弾き心地はもちろん、ホール全体に広がる音の響きもより美しくなり、演奏が一段と引き立つ空間となりました。
今回は、少しでも心地よい音楽環境で演奏してもらえるよう、事前にピアノの調律を行いました。
調律にかかる時間の会場費やピアノ使用料も含め、昨年よりも会費のご負担をお願いする形となりましたが、生徒・保護者の皆さまには温かくご理解・ご協力いただき、心より感謝申し上げます。
音楽は、聴く人の心にそっと届くもの。 その「届け方」にも丁寧に向き合うことで、子どもたちの演奏がさらに輝いたように感じています。
調律してくださったのは、大和市にある「ピアノハウス」の調律師、畠山さんです。
丁寧な調整により、鍵盤のタッチも音の響きも格段に美しくなり、生徒たちの発する1音1音に豊かな広がりを感じて頂けたと思います。
講師演奏として私も最後に演奏させて頂きましたが、今年はほんとうに弾き心地がよくて、演奏に集中できました。
ありがとうございました。
発表会まであと少し
今週末はいよいよ発表会です。
教室では、何人かの生徒さんが追加レッスンで最後の仕上げに取り組んでいます。
昨日のレッスンでは、ふとした瞬間に「おっ、仕上がってきたな」と感じる場面がいくつもありました。
表情が変わって、「あ、今の演奏、ちょっといいかも」「本番でもできそう!」と、自分の音に手応えを感じたような顔。
表現にも磨きがかかって、音楽が少しずつ“自分のもの”になってきているのが伝わってきました。
この時期のレッスンは、音の確認だけじゃなくて、気持ちの準備も大切。
自分の音を信じて、舞台でのびのびと演奏できるように。
そんな気持ちで、私も一緒に見守っています。
週末のステージが、みんなにとって楽しい時間になりますように。
発表会のリハーサルを終えて
いよいよ本番が近づいてきました。
昨日のリハーサルを終えて、少しずつ「本番がもうすぐだ」という実感が湧いてきた方も多いのではないでしょうか。
今年も、生徒の皆さんが自分で選んだ“好きな作品”や“思いのこもった曲”が揃い、心躍るプログラムとなりました。
演奏に込められた気持ちが、きっと聴く人の心にも届くことでしょう。
リハーサルを通して、お子さまたちの中にも自然と意識の変化が芽生えているように感じます。
ここからの2週間の過ごし方によって、当日のワクワク感や自信の持ち方も大きく変わってきます。
本番で堂々とピアノに向かえるよう、ご家族の皆さまには、あたたかく見守り、そっと背中を押していただけたら嬉しいです。
なお、プログラムには連弾曲のみ、曲の紹介文や演奏者のコメントを添えています。
演奏とともに、そちらもぜひ楽しみにご覧ください。
楽しいコンサートになりますように。 残りの時間も、みんなで一緒にがんばっていきましょう!
小さな一歩、大きな成長 〜2025ギルド検定を通して
7月27日、米国ギルドピアノ検定が無事に終了しました。
受験した生徒たちから届いたアンケートには、演奏を終えたばかりの素直な気持ちや、音楽を通して感じた成長の声がたくさん届きました。
今回はその一部をご紹介しながら、検定を通して見えてきたことを、少し振り返ってみたいと思います。
🌱「できた!」の喜びが自信につながる
「緊張したけど、楽しかった」
「審査員の先生がたくさんほめてくれたので、もっとピアノを頑張りたいと思った」
「弾いた曲をとてもほめてくれたので、とてもうれしかった」
審査員の温かい励ましの中、自分の力を信じて舞台に立つ経験ができたようです。
🎯 自分で練習を工夫し、モチベーションに
「強弱表現を当日発揮できるように、日々練習した」
「短時間で1回ずつでもいいからピアノに向かうようにした」
「強弱やテンポの修正をしながら反復練習をした」
「うまく弾けない部分を把握して練習した」
検定は、ただの“試験”ではなく、曲を仕上げる過程で、音楽の楽しさや奥深さに気づいた生徒も多かったようです。
🎹 次回の目標
「次のレベルで合格を目指したい」
「より高い得点や評価を目指す」
「表現力を磨きたい」
「受験曲数を増やして挑戦したい」
「審査員と会話ができるよう、英語力も上げたい」
経験したことで見えてくるものがあり、さらなる向上を求めて次への目標ができたようです。
⭐ 保護者の方からの声
リハーサルや下見などをしてくださったので、本番当日を程よい緊張感を持ちつつもリラックスして弾けたようです。また機会があれば挑戦したいと思います。
音楽を通して自分の成長を感じられるギルド検定は、生徒たちにとってかけがえのない経験となりました。
来年もまた、ひとりひとりの「挑戦してみたい」という気持ちを応援できるよう、準備を進めていきます。
興味のある方は、ぜひ次回の検定にチャレンジしてみませんか?
小さな一歩が、大きな自信につながるはずです。
米国ギルド・ピアノ検定にむけたリハーサル会を行いました
2025年度の検定に、当教室からは生徒3名と私の4名で参加します。
本日は合同でリハーサル会を行いました。
この検定の特色の1つに、演奏する曲のすべての調性の
スケールとカデンツを弾く、という課題があります。
受験級によって規定があり、スケールは1オクターブであったり、2オクターブであったり
カデンツは基本形のみ、とか第1転回形までとか Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰ、Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰなど、
決められています。
これはとても大事なことですね。
少し話がそれますが、、
他のお教室で習っていた生徒さんが当教室に体験レッスンに来られることがあります。
すでに数年習っているので、立派にいろんな曲を弾くことが出来ていて、いろんなテキストもこなしている場合が多いです。
どんなことを勉強してきたかを知るために、その曲について質問をすると、調性を知らない、わからないという生徒さんが実に多い。
私にとっては、驚愕の事実!なのです。
弾くことばかりで教える時間がないのか、そこは知らなくても弾けるから教えていないのか、、
その生徒さんが理解できそうにないから教えてないのか、、、
なぞは深まるばかりです。
すみません、話を戻します。
ですので、基本となるスケールとカデンツを学ぶことはとても大事で、
この検定の受験を決めた生徒さんは特に、しっかりと身につけるきっかけにもなっています。
そして、審査員はアメリカから来られる先生ですので、
受験中のやり取りはすべて英語です。
でも、流暢に話せる受験者など、ほとんどいないと思います。
ですから、英語を話すことが必須なのではなく、
せめて挨拶と自分の名前は言えるといいかな、とか
曲のタイトルだけでも英語でわかるように、
くらいの準備はします。
そういう体験が良いのです。
アメリカの検定が同じように日本でも受けられる、
他人と比べるのではなく、一人ひとりの良いところを見てくれて
アドバイスがいただける。
そしてまた来年につなげて、1年間目標をもってピアノをする、
こういう良いサイクルになると考えて、今年から取り入れることにしました。
2週間後の本番当日まで、一緒にブラッシュアップしていきましょう!




